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中古車購入 GUIDE

中古車を買ったら最初に何をする?購入直後の点検・記録チェックリスト

中古車は、分かっている履歴と分からない履歴が混在しています。過去を推測で埋めず、納車時の状態を最初の基準として記録すると、その後の維持管理が楽になります。

結論

中古車を買ったら、まず前のオーナーの点検整備記録簿と車検証で、定期点検が実施されていたかと、走行距離が車検ごとに増えているかを確かめます。車検証(電子車検証は自動車検査証記録事項)には直近2回の車検時の走行距離と、車検の際に記録簿で点検の実施が確認できたかが載っています。そのうえで納車時の走行距離・書類・警告灯・外装内装を記録し、オイル・タイヤ・バッテリー・ブレーキ・ワイパー・エアコンフィルターなど消耗品の状態と交換履歴を確認します。履歴が不明なものは「未確認」として残し、残量や年数から交換を検討します。安全に関わる不明点は販売店や整備事業者へ相談してください。

NEXT ACTION

この記事の内容を、そのまま愛車の記録へ。

読んだ項目を忘れないうちに、GarageLogで車両ごとの履歴として残せます。

中古車購入直後に整備記録簿、タイヤ、ライト、車両状態を確認するイメージ
IMAGE納車時点の書類・走行距離・車両状態を、最初の基準としてまとめます。※ AIで作成したイメージ画像です。

FOR YOU

この記事がおすすめの人

  • 中古車を購入・納車したばかりの人
  • 過去の整備履歴が一部不明な車を管理する人
  • 最初の点検項目と記録方法を知りたい人

KEY POINTS

この記事の要点

  1. 1納車日の状態を写真と走行距離で残す
  2. 2確認済み・未確認・対応予定を分ける
  3. 3安全に関わる項目は専門家へ早めに相談する

CHECKLIST

納車直後に確認する項目

  1. 01車検証・記録簿・取扱説明書
  2. 02車検証(記録事項)の走行距離2回分と点検整備実施状況
  3. 03納車時の走行距離と警告灯
  4. 04外装・内装の傷と装備の動作
  5. 05タイヤの状態・空気圧・製造時期
  6. 06エンジンオイルなど油脂類
  7. 07バッテリーの状態・交換履歴
  8. 08スペアキー・工具・付属品
  9. 09販売店へ確認する未解決事項

STEP BY STEP

納車から最初の1か月までの記録手順

  1. STEP 01

    納車時点を撮影する

    オドメーター、警告灯、外装四面、内装、タイヤ、付属品を撮影し、受け取った日時を記録します。

  2. STEP 02

    書類と履歴を整理する

    点検整備記録簿、保証書、交換ステッカー、販売店の整備内容から確認できる履歴を時系列にします。車検証(記録事項)の走行距離2回分も並べ、距離が時系列で増えているかを確かめます。

  3. STEP 03

    不明点を一覧にする

    交換時期が分からない油脂類や消耗品を「未確認」として並べ、販売店へ質問する項目をまとめます。

  4. STEP 04

    初期点検の予定を決める

    取扱説明書と販売店の案内を確認し、安全に関わる項目や気になる症状は整備事業者へ相談します。

  5. STEP 05

    1か月後に状態を更新する

    実際に使って気づいた音、操作、燃費、液量、警告灯などを追記し、対応状況を更新します。

POINT 01

前のオーナーの記録簿と車検証で、整備履歴と走行距離を確かめる

中古車の過去を知る手がかりは、車に備え付けの点検整備記録簿と、車検証に国が記録している情報の2つです。記録簿はメーカーのメンテナンスノートにとじ込まれていることが多く、冊子ごと付いていなかった場合の対処は車のメンテナンスノートとは?にまとめています。記録簿は整備した側の記録で、何をいつ点検・交換したかが分かります。車検証の情報は車検のたびに国が記録するもので、記録簿の内容と突き合わせる基準になります。

車検証には、車検のときに確認した走行距離が直近2回分(「走行距離計表示値」と「旧走行距離計表示値」)載っています。2023年1月からの電子車検証では券面に印字されないため、一緒に交付される「自動車検査証記録事項」か、国の車検証閲覧アプリで確認します。平成29年(2017年)1月からは、メーター交換などで走行距離が前回より小さくなった車には「走行距離記録最大値」も記載されます。

車検証には、車検の際に点検整備が実施されていたかも記録されています(登録車は平成26年2月、軽自動車は平成27年1月から)。「点検整備記録簿記載なし」は、車検の場で記録簿の提示がなかったなどの理由で点検の実施が確認できなかったという意味です。令和2年4月からは、この場合に車検ステッカー(検査標章)の裏面にも「法定点検未実施(車検時)」と記載されます。

見るべきは、書類ごとの走行距離が時系列で矛盾なく増えているかです。記録簿・車検証・オイル交換ステッカーの距離を日付順に並べ、途中で距離が減っていたり、長い空白があったりすれば、購入した販売店に経緯を確認します。記入記号の意味や様式の見方は24ヶ月点検整備記録簿の書き方で解説しています。

中古車の整備履歴と走行距離を確かめる場所
どこを見るか見る項目分かること
点検整備記録簿(車に備え付け)点検日・走行距離・実施者、各項目の記号定期点検が行われていたか、何をいつ交換・調整したか
車検証の備考欄(電子車検証は記録事項)走行距離計表示値・旧走行距離計表示値直近2回の車検時の走行距離。前回より減っていないか
同上走行距離記録最大値(該当する車のみ)メーター交換などで走行距離が減ったことがある車か
同上検査時の点検整備実施状況車検の際に、記録簿で点検の実施が確認できたか
車検ステッカー(検査標章)の裏面「法定点検未実施(車検時)」の記載車検時に点検の実施が確認できなかった車か
オイル交換ステッカー・整備明細作業日と走行距離車検と車検の間の整備の履歴

POINT 02

購入後に確認したい消耗品と交換の目安

中古車は前のオーナーの整備状況が一部しか分からないことが多いもの。とくに消耗品は、納車後すぐに残量・年数・交換履歴を確認しておくと、しばらくして急な出費が重なるのを防げます。下表は確認したい主な消耗品と、交換の目安・費用です。

すべてをすぐ交換する必要はありません。残量や状態、安全性、費用を見て優先順位をつけ、判断に迷うものは整備事業者に相談します。

中古車購入後に確認したい消耗品と目安(2026年時点)
項目交換の目安費用の目安
エンジンオイル10,000〜15,000km または 6か月〜1年(ターボ・短距離中心は5,000kmまたは6ヶ月)2,000〜7,000円
タイヤ溝1.6mm接近・4〜5年・3万km4本 3〜12万円
バッテリー2〜5年(JAF。メーカーは2〜3年ごとを目安)8,000〜30,000円
ブレーキパッド残量わずか・異音1.5〜3万円(前後で別)
ワイパーゴム1年・拭きムラ数百〜2,000円
エアコンフィルター1年・1万km・臭い2,000〜4,000円

POINT 03

確認できた履歴と不明な履歴を分ける

記録簿や明細で裏付けられる内容、販売店から説明を受けた内容、自分では確認できない内容を分けます。不明な履歴を推測で補うより、現在地から確実な記録を始める方が実用的です。

POINT 04

安全に関わる項目を優先する

タイヤ、ブレーキ、灯火類、警告灯、液漏れなど、走行安全に関わる気になる点は早めに販売店や整備事業者へ相談します。

POINT 05

保証内容と連絡期限を確認する

保証対象、期間、走行距離上限、連絡方法、対象外項目を確認します。気づいた症状は発生日・条件・写真や動画と一緒に残します。

これから納車を迎える人は、受け取りの場で書類・傷・付属品を確かめておくと、あとの連絡がしやすくなります。当日に見る項目は納車チェックリストにまとめています。

POINT 06

自分の基準となる最初の記録を作る

最初の点検・整備を行ったら、日付、走行距離、作業内容、使用部品、費用を記録します。ここから先の履歴を継続すれば、過去が不明な車でも管理しやすくなります。

COMMON MISTAKES

よくある失敗と直し方

NG交換履歴が不明な項目を推測で入力する

こう直す:不明と明記し、現在の状態確認と次回点検予定を残します。

NG納車時の小傷や付属品を記録しない

こう直す:受け取った時点で写真を撮り、販売条件と相違があれば早めに確認します。

NGすべての消耗品をすぐ交換する

こう直す:状態、履歴、安全性、費用を確認し、優先順位を整備事業者と相談します。

EXAMPLE

納車時点の記録例

納車日2026年6月15日
走行距離42,180km
確認済み12か月点検、エンジンオイル交換
未確認バッテリー交換時期、ブレーキフルード
付属品スペアキー、取扱説明書、記録簿
次回予定1か月後の状態確認

GARAGELOG

納車日を、愛車記録の初日に。

GarageLogなら納車時の状態、整備履歴、写真、次回予定をひとつにまとめられます。

中古車の記録を始める車両履歴のサンプルを見る

FAQ

よくある質問

中古車は納車後すぐオイル交換すべきですか?+

直近の交換履歴と現在の状態を確認して判断します。不明な場合は販売店や整備事業者へ相談してください。

点検整備記録簿がない場合はどうしますか?+

販売店へ確認し、現在の状態と今後の点検結果を基準に新しい履歴を作ります。過去を推測で記録しないことが大切です。次回の法定点検からは自分で記録簿を用意して残せます。様式の入手先と記入手順は24ヶ月点検整備記録簿の書き方を参照してください。

中古車の走行距離が正しいかは、どこで確かめられますか?+

車検証に直近2回の車検時の走行距離が載っています(電子車検証では自動車検査証記録事項や車検証閲覧アプリで確認)。点検整備記録簿やオイル交換ステッカーの距離と日付順に並べて、途中で減っていないかを見ます。メーター交換などで距離が減ったことがある車には「走行距離記録最大値」も記載されます。気になる点は購入した販売店に確認してください。

車検証に「点検整備記録簿記載なし」とあるのは何ですか?+

車検の際に記録簿の提示がなかったなどの理由で、点検整備の実施が確認できなかったという意味です。車検には通っていても、法定の定期点検が済んでいるとは限りません。車に備え付けの記録簿を確かめ、点検が行われていなければ早めに受けてください。

納車後に傷を見つけた場合は?+

納車時の写真と販売条件を確認し、発見した日時と状態を記録して早めに販売店へ連絡します。受け取りの場で確かめる項目と、印刷して持って行けるチェックシートは納車チェックリストにまとめています。

SOURCES

参考情報

この記事の金額・制度に関する記載は、以下の公的機関の情報を参考にしています。最新の正確な内容は各機関の案内を確認してください。