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バイク GUIDE

バイクの点検整備記録簿の書き方|24ヶ月点検・12ヶ月点検の様式と記入手順

車検や法定点検で登場する「点検整備記録簿」。いざ自分で書こうとすると、様式はどこで手に入るのか、どの欄に何を書けばいいのか迷いがちです。このガイドでは、二輪用の記録簿の入手から記入・保管までを手順で解説します。

結論

点検整備記録簿は、国が定める定期点検基準に沿って点検結果を記入する書類です。様式はメンテナンスノートの綴じ込みページ、バイク用品店、整備振興会、インターネットのダウンロード様式で入手できます。点検を実施したら項目ごとに「レ(異常なし)」「×(交換)」などの記号を記入し、点検日・走行距離・実施者を書いて保管します(保存期間の目安は2年)。251cc以上のバイクは車検(継続検査)の際に提示を求められます。

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バイクの点検整備記録簿に点検結果と走行距離を記入するイメージ
IMAGE記録簿は点検した項目に記号を入れ、点検日・走行距離・実施者まで記入して保管します。※ AIで作成したイメージ画像です。

FOR YOU

この記事がおすすめの人

  • ユーザー車検に向けて24ヶ月点検の記録簿を自分で書きたい人
  • 12ヶ月点検と24ヶ月点検の違いを整理したい人
  • 250cc以下の車検がないバイクでも点検記録を残したい人

KEY POINTS

この記事の要点

  1. 1記録簿は法定点検(12ヶ月・24ヶ月)の結果を残す書類。日常整備のメモとは別物
  2. 2様式はメンテナンスノート・バイク用品店・整備振興会・ダウンロードで入手できる
  3. 3「点検→記号を記入→日付・距離・実施者→保管」の順で書く。保存期間の目安は2年

CHECKLIST

記録簿に記入する主な内容

  1. 01車名・型式・車台番号などの車両情報
  2. 02点検実施日と点検時の走行距離
  3. 03点検項目ごとの結果(凡例の記号で記入)
  4. 04交換した部品名と数量
  5. 05点検・整備の実施者(自分または整備事業者名)
  6. 06整備工場に依頼した場合は事業者の情報(認証番号など)
  7. 07タイヤ溝・パッド残量など測定値の欄(様式にあれば)

STEP BY STEP

点検整備記録簿の書き方 5ステップ

  1. STEP 01

    二輪用の様式を入手する

    まずメンテナンスノートに綴じ込まれた記録簿ページを確認します。なければバイク用品店の記録簿、整備振興会の様式、二輪用のダウンロード様式を用意します。四輪と点検項目が違うため、必ず二輪(バイク)用を選びます。

  2. STEP 02

    車両情報を記入する

    車検証(軽二輪は軽自動車届出済証)を見ながら、車名・型式・車台番号・ナンバーを転記します。点検時の走行距離はオドメーターを確認し、撮影しておくと転記ミスを防げます。

  3. STEP 03

    点検を実施し、項目ごとに記号を記入する

    様式の点検項目に沿って点検し、凡例に従って「レ(異常なし)」「×(交換)」「A(調整)」などを記入します。その車両に装備がない項目は、斜線を引くなど様式の指示どおりに処理します。

  4. STEP 04

    交換部品と測定値を記入する

    交換した部品名・数量と、ブレーキパッド残量やタイヤ溝の深さなど測定欄がある項目の数値を記入します。ここが埋まっていると、次回点検時の比較材料になります。

  5. STEP 05

    点検日・距離・実施者を書いて保管する

    点検実施日、点検時の走行距離、実施者(自分の氏名または整備事業者名)を記入して完成です。251cc以上は次の車検で提示できる場所に保管し、スマホで撮影してデータでも残しておくと安心です。

POINT 01

点検整備記録簿とは?車検との違い

点検整備記録簿は、法律で定められた定期点検(法定点検)を実施した結果を記録する書類です。道路運送車両法にもとづき、バイクの使用者には定期点検の実施と、その記録の保管が求められています。

混同しやすいのが車検(継続検査)との関係です。車検は「その時点で保安基準に適合しているか」を確認する検査で、法定点検は「安全に使い続けるための予防的な点検」。役割が別の制度で、記録簿は後者の実施を示す書類です。251cc以上の車検では記録簿の提示を求められます(ない場合も受検自体は可能)。

POINT 02

12ヶ月点検と24ヶ月点検(車検時)の違い

バイクの定期点検には12ヶ月ごとの点検と、車検対象車(251cc以上)が車検の時期にあわせて行う24ヶ月点検があります。24ヶ月点検は12ヶ月点検の項目に加えて、より踏み込んだ項目まで点検するのが特徴です。

12ヶ月点検と24ヶ月点検の違い(自家用二輪の場合)
区分対象・時期項目数の目安
12ヶ月点検126cc以上のバイク・1年ごと約33項目
24ヶ月点検251cc以上・車検(2年ごと)の時期に実施約51項目(12ヶ月点検+追加項目)
日常点検すべてのバイク・走行前など適時ブレーキ・灯火・タイヤなど基本項目

POINT 03

250cc以下(車検なし)でも記録を残す意味

126〜250ccの軽二輪には車検がありませんが、12ヶ月ごとの定期点検の義務自体はあります。「車検がない=点検も不要」ではない点に注意が必要です。

車検がないバイクは、第三者が状態を確認する機会が一度もないまま年数が経ちます。だからこそ、点検の記録簿と日常整備の記録が、車両の状態を示す唯一の履歴になります。売却時に「オイルはいつ替えたか」「ブレーキは見ているか」を証明できるのは自分の記録だけです。

POINT 04

記録簿(様式)の入手方法

記録簿の様式は1種類ではなく、点検基準(別表)に対応していればどの様式でも使えます。主な入手方法は次のとおりです。

  • メンテナンスノート:新車付属のノートに記録簿ページが綴じ込まれているのが一般的
  • バイク用品店・書店:二輪用の定期点検記録簿が市販されている
  • 整備振興会:二輪用の記録簿用紙を扱っている
  • インターネット:関係団体などが公開する二輪用様式をダウンロードして印刷
  • 整備工場・バイクショップ:点検を依頼すると、記入済みの記録簿(控え)を受け取れる

POINT 05

記入に使う主な記号(凡例)

記録簿は文章ではなく記号で点検結果を記入します。凡例は様式に印刷されているので、必ず使用する様式の凡例に従ってください。一般的によく使われる記号は次のとおりです。

記録簿でよく使われる記入記号の例(様式の凡例を優先)
記号意味
点検して異常なし
×交換した
修理した
A調整した
C清掃した
T締め付けた
/(斜線)該当装置なし・省略

POINT 06

様式の主な点検項目グループ

二輪の記録簿は、装置ごとに点検項目がグループ分けされています。自分のバイクのどの部位に対応するかをつかんでおくと、記入がスムーズになります。

二輪の点検項目グループと主な確認内容
項目グループ主な確認内容
かじ取り装置ハンドルのがた・フロントフォークの損傷やオイル漏れ
制動装置ブレーキの効き・パッド残量・フルードの量と漏れ
走行装置タイヤの溝・空気圧・ホイールのがたや損傷
動力伝達装置チェーンのたるみ・クラッチの遊び
電気装置バッテリー・スパークプラグ・灯火類の作動
原動機(エンジン)オイルの漏れ・量、エアクリーナーの汚れ
車枠・車体フレームの損傷・マフラーの取付と排気漏れ

POINT 07

自分で点検した場合も記録簿に書いてよい?

定期点検は使用者自身が行うことも認められており、自分で実施した点検を記録簿に記入できます。実施者の欄には自分の氏名を記入します。

ただし、ブレーキの分解を伴う作業など「特定整備(分解整備)」に該当する範囲は、認証を受けた工場で行う必要があります。自分で対応できない項目だけ整備工場に依頼し、実施内容を分けて記録する形でも問題ありません。

POINT 08

記録簿を電子化して残すメリット

紙の記録簿は紛失・水濡れ・印字の劣化と隣り合わせです。記入した記録簿をスマホで撮影し、車両管理アプリに保存しておくと、車検前に「どこにしまったか」を探す必要がなくなります。

さらに、記録簿の写真をオイル交換やタイヤ交換など日々の整備記録と同じ場所で管理すれば、法定点検と日常整備がひとつの時系列にまとまります。売却時には走行距離つきの履歴として提示でき、250cc以下のバイクでは特に有効です。日常整備の記録の付け方は、関連ガイド「バイクの点検整備記録簿と整備記録」で詳しく解説しています。

COMMON MISTAKES

よくある失敗と直し方

NG点検せずに、車検当日に記入だけ済ませる

こう直す:記録簿は点検を実施した結果を残す書類です。事前に点検を済ませてから記入します。自分で判断できない項目は整備工場に点検を依頼します。

NG四輪用の記録簿様式を流用する

こう直す:二輪と四輪では点検項目が異なります。チェーンやフロントフォークなど二輪特有の項目がある、バイク用の様式を使います。

NG書き終えた記録簿を保管しない

こう直す:保存期間の目安は2年です。車検時の提示や売却時の履歴にもなるため、記入済みの記録簿は捨てずに保管し、撮影してデータでも残します。

EXAMPLE

24ヶ月点検の記録メモ例(記録簿とあわせて残す内容)

点検日2026年7月10日
車両小型二輪(651cc)
走行距離18,420km
点検結果ブレーキパッド残量 前3.5mm・後4.0mm、チェーンたるみ調整
交換部品エンジンオイル・ブレーキフルード
実施者使用者本人(フルード交換は整備工場へ依頼)
保管記入済み記録簿をメンテナンスノートへ・撮影してアプリにも保存

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FAQ

よくある質問

点検整備記録簿がなくても車検は受けられますか?

受けられます。ただし記録簿の提示がない場合は、検査の後に点検整備を行う前提(後整備)の扱いになります。ユーザー車検なら、事前に24ヶ月点検を実施して記録簿を用意しておくのが基本の流れです。

24ヶ月点検と車検は同じものですか?

別のものです。車検はその時点で保安基準に適合しているかの検査で、24ヶ月点検は安全に使い続けるための点検整備です。時期が重なるため一緒に扱われがちですが、記録簿に残すのは点検のほうです。

記録簿の様式はどこでダウンロードできますか?

整備振興会などの関係団体が二輪用の様式を公開しています。「二輪 定期点検整備記録簿」で検索し、現行の点検基準に対応した最新様式かを確認してから使ってください。メンテナンスノート付属のページがあればそれで十分です。

250ccのバイクにも24ヶ月点検はありますか?

車検がないため車検時の24ヶ月点検はありませんが、12ヶ月ごとの定期点検の義務はあります。車検で状態を確認される機会がない分、点検と記録を自分で続ける価値はむしろ高くなります。

記入済みの記録簿はいつまで保管すればよいですか?

保存期間の目安は2年です(最新の規定は公式情報を確認してください)。ただし売却時に整備状況を示す材料になるため、車両を手放すまで保管しておくことをおすすめします。撮影してデータでも残しておくと紛失に備えられます。