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車検 GUIDE

24ヶ月点検整備記録簿の書き方|別表第六の記録簿PDF(空欄・印刷用)と記入例

車検の前に出てくる「24ヶ月点検整備記録簿」。様式はどこで手に入るのか、どの欄に何を書けばいいのか、自分で書いていいのか——迷いやすいところを、入手から記入・保管まで手順で整理しました。

記録簿をこの場で作る24ヶ月点検整備記録簿(空欄・印刷用PDF)をダウンロード

別表第六の点検項目に記号を入れていくと、A4のPDFにできます。書き始めるのにログインは要りません(保存とPDFの出力のときにログインします)。

結論

24ヶ月点検整備記録簿は、自家用乗用車の2年ごとの法定点検(24ヶ月点検)の結果を記入する書類です。使用者本人が点検して記入でき、ユーザー車検に持っていく記録簿も自分で書いたもので構いません(整備工場の押印は不要)。「2年点検整備記録簿」「24ヶ月定期点検整備記録簿」も同じ書類の呼び方で、民間車検場が使う「指定整備記録簿」とは別の書類です。自家用乗用自動車の定期点検基準は自動車点検基準の別表第六にあたり、軽自動車(軽乗用・軽バン・軽トラ)も自家用なら同じ別表第六です。様式はメンテナンスノートの綴じ込みページ、カー用品店の市販様式、自動車整備振興会の用紙、インターネットのダウンロード様式で入手できます。点検を実施したら項目ごとに「レ(異常なし)」「×(交換)」などの記号を記入し、点検日・走行距離・実施者を書いて保管します(記録簿の保存期間は2年)。このページでは、別表第六の点検項目を並べた空欄の記録簿PDF(24ヶ月点検用60項目・12ヶ月点検用29項目、A4)を登録不要で配布しています。

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自家用乗用車の24ヶ月点検整備記録簿に点検結果と走行距離を記入するイメージ
IMAGE点検した項目に記号を入れ、点検日・走行距離・実施者まで記入して2年間保管します。※ AIで作成したイメージ画像です。

FOR YOU

この記事がおすすめの人

  • ユーザー車検に向けて24ヶ月点検の記録簿を自分で書きたい人
  • 12ヶ月点検と24ヶ月点検、別表第六と別表第五の違いを整理したい人
  • ダウンロードした記録簿の様式が今の点検基準に合っているか確かめたい人

KEY POINTS

この記事の要点

  1. 124ヶ月点検整備記録簿は法定点検の結果を残す書類。車検(検査)とは別の制度
  2. 2自家用乗用車の様式は「別表第六」に対応したものを選ぶ。二輪は別表第七で項目が違う
  3. 3「点検→記号を記入→日付・距離・実施者→保管」の順で書く。記録簿の保存期間は2年

CHECKLIST

記録簿に記入する主な内容

  1. 01車名・型式・車台番号・登録番号などの車両情報
  2. 02点検実施日と点検時の走行距離
  3. 03点検項目ごとの結果(凡例の記号で記入)
  4. 04交換した部品名と数量
  5. 05点検・整備の実施者(自分または整備事業者名)
  6. 06整備工場に依頼した場合は事業者の情報(認証番号など)
  7. 07ブレーキパッド残量・タイヤ溝など測定値の欄(様式にあれば)

STEP BY STEP

24ヶ月点検整備記録簿の書き方 5ステップ

  1. STEP 01

    自家用乗用車用(別表第六)の様式を入手する

    まずメンテナンスノートに綴じ込まれた記録簿ページを確認します。なければカー用品店の市販様式、自動車整備振興会の用紙、ダウンロード様式を用意します。二輪用(別表第七)や自家用の普通・小型の貨物車用(別表第五)とは点検項目が違うため、必ず自家用乗用車用を選びます。

  2. STEP 02

    車両情報を記入する

    車検証を見ながら、車名・型式・車台番号・登録番号を転記します。点検時の走行距離はオドメーターを確認し、撮影しておくと転記ミスを防げます。

  3. STEP 03

    点検を実施し、項目ごとに記号を記入する

    様式の点検項目に沿って点検し、凡例に従って「レ(異常なし)」「×(交換)」「A(調整)」などを記入します。その車両に装備がない項目は、斜線を引くなど様式の指示どおりに処理します。

  4. STEP 04

    交換部品と測定値を記入する

    交換した部品名・数量と、ブレーキパッド残量やタイヤ溝の深さなど測定欄がある項目の数値を記入します。ここが埋まっていると、次回点検時の比較材料になります。

  5. STEP 05

    点検日・距離・実施者を書いて保管する

    点検実施日、点検時の走行距離、実施者(自分の氏名または整備事業者名)を記入して完成です。次の車検で提示できる場所に保管し、スマホで撮影してデータでも残しておくと安心です。

POINT 01

24ヶ月点検整備記録簿とは?車検との違い

24ヶ月点検整備記録簿は、法律で定められた定期点検(法定点検)を実施した結果を記録する書類です。道路運送車両法にもとづき、自動車の使用者には定期点検の実施と、その記録の保管が求められています。

混同しやすいのが車検(継続検査)との関係です。車検は「その時点で保安基準に適合しているか」を国が確認する検査で、法定点検は「安全に使い続けるための予防的な点検」。役割が別の制度で、記録簿は後者の実施を示す書類です。車検の際には記録簿の提示を求められますが、提示がなくても受検自体はできます(検査の後に点検整備を行う「後整備」の扱いになります)。

車検の費用の内訳や当日の流れは、車検費用の内訳とユーザー車検の進め方でそれぞれ解説しています。

POINT 02

12ヶ月点検と24ヶ月点検の違い

自家用乗用車の定期点検には、1年ごとの12ヶ月点検と、車検の時期にあわせて行う2年ごとの24ヶ月点検があります。24ヶ月点検は12ヶ月点検の項目に加えて、より踏み込んだ項目まで点検するのが特徴です。記録簿の様式も、1年ごと・2年ごとの欄が並んだ構成になっています。

12ヶ月点検と24ヶ月点検の違い(自家用乗用自動車の場合)
区分対象・時期項目数の目安
12ヶ月点検自家用乗用車・1年ごと29項目
24ヶ月点検自家用乗用車・車検(2年ごと)の時期に実施60項目(12ヶ月点検の29項目+追加31項目)
日常点検すべての自動車・走行前など適時ブレーキ・灯火・タイヤなど基本項目

POINT 03

「別表第六」とは?別表の区分一覧と別表第五・別表第七との違い

記録簿の様式を探すと、様式名に「別表第六」と書かれているものに行き当たります。これは自動車点検基準(省令)で定められた定期点検基準の一覧のことで、自家用乗用自動車の定期点検基準は別表第六にまとめられています。つまり「点検整備記録簿 別表第六」という表記は、一般的な自家用乗用車用として正しい様式ですという意味です。

紛らわしいのが別表第五・別表第七との違いです。別表第五はレンタカーや自家用貨物自動車など(二輪自動車を除く)の区分で、点検の時期が6か月ごと・12か月ごとと異なります。自家用の8ナンバー(特種用途自動車)は、車両総重量8トン未満で乗車定員10人以下なら、乗用車と同じ別表第六です。バイク(自家用の二輪自動車)は別表第七で、点検項目そのものが四輪と違います。二輪用の書き方はバイクの点検整備記録簿の書き方にまとめています。

定期点検基準の別表区分(自動車点検基準 第二条・第四条第2項)
別表対象の自動車定期点検の時期記録簿の保存期間
別表第三事業用自動車・車両総重量8t以上の自家用など(被牽引自動車を除く)3か月ごと・12か月ごと1年
別表第四被牽引自動車(トレーラー)3か月ごと・12か月ごと1年
別表第五レンタカー・自家用貨物自動車など(二輪自動車を除く)6か月ごと・12か月ごと1年
別表第五の二貸渡し用途などの二輪自動車6か月ごと・12か月ごと1年
別表第六自家用乗用自動車(一般的な四輪の自家用車)1年ごと・2年ごと2年
別表第七自家用の二輪自動車(一般的なバイク)1年ごと・2年ごと2年

POINT 04

自分の車はどの様式か|軽自動車・8ナンバーの見分け方

「別表第六の様式を選ぶ」と分かっても、自分の車がその区分にあたるのか迷うことがあります。判断のもとになるのは車検証(自動車検査証)の「用途」欄と「自家用・事業用の別」欄です。用途が「乗用」で自家用であれば、軽自動車でも普通車でも同じ別表第六の様式を使います。排気量やナンバーの大きさで様式が変わるわけではありません。

迷いやすいのが軽の貨物車と8ナンバーです。自家用の軽バン・軽トラ(4ナンバーの軽貨物)は、用途が「貨物」でも別表第六で、点検の時期は1年ごと・2年ごとです。別表第五の対象は貨物用の自家用の普通自動車・小型自動車で、軽自動車は含まれません(自動車点検基準第3条第3項)。自家用の8ナンバー(特種用途自動車)は、車両総重量8トン未満で乗車定員10人以下なら別表第六です。キャンピングカーや車いす移動車の多くがここに入ります。別表は用途やナンバーではなく、車両総重量・乗車定員・自家用か事業用かで決まります。区分ごとの一覧は点検整備記録簿の別表の早見表にあります。

車検証の記載から様式を選ぶ目安(自家用の場合)
車検証の用途・ナンバー区分の目安使う様式・点検の時期
乗用/3・5ナンバー(普通・小型)自家用乗用自動車別表第六・1年ごと/2年ごと
乗用/軽自動車(軽乗用)自家用乗用自動車別表第六・1年ごと/2年ごと
貨物/軽自動車(軽バン・軽トラ)乗用車と同じ区分別表第六・1年ごと/2年ごと
貨物/4ナンバー・1ナンバー(普通・小型、車両総重量8トン未満)自家用貨物自動車別表第五・6か月ごと/12か月ごと
特種/8ナンバー(車両総重量8トン未満・乗車定員10人以下)乗用車と同じ区分別表第六・1年ごと/2年ごと
車両総重量8トン以上、または乗車定員11人以上大型の自家用自動車別表第三・3か月ごと/12か月ごと

POINT 05

電気自動車・ハイブリッド車の記録簿の書き方|該当しない項目の扱い

電気自動車(EV)でも、自家用の乗用車であれば使う様式は別表第六で同じです。違うのは、様式に並ぶ点検項目のうち該当しないものが出てくる点です。エンジンオイルや点火プラグ、排気ガスなど、原動機やばい煙等の発散防止装置に関する項目は、EVには装置そのものがありません。

該当しない項目は空欄のままにせず、様式の凡例に従って斜線(/)を引くなど「該当装置なし」と分かる形で処理します。空欄だと、点検し忘れたのか装置がないのかを後から区別できないためです。ハイブリッド車はエンジンを積んでいるため、原動機まわりの項目も通常どおり点検して記入します。

一方でEV・ハイブリッド車には高電圧の駆動用バッテリーや配線があり、この部分の分解を伴う作業には資格や認証が必要です。自分で点検する範囲は外観やレベルの確認などにとどめ、判断できない項目は整備工場へ依頼して、実施者を分けて記録してください。

POINT 06

24ヶ月点検整備記録簿(様式)の入手方法|ダウンロードと市販様式

24ヶ月点検整備記録簿の様式は1種類ではなく、点検基準(別表)に対応していればどの様式でも使えます。主な入手方法は次のとおりです。

なお、この書類の正式な名称は「定期点検整備記録簿」です。検索すると「24ヶ月定期点検整備記録簿」と書かれているものも出てきますが、自家用乗用車なら同じ別表第六の書類を指しています。

  • このページの空欄PDF:別表第六の点検項目を別表の順に並べたA4の記録簿。24ヶ月点検用(60項目・3ページ)と12ヶ月点検用(29項目・2ページ)を登録不要で配布しています。印刷して手書きで記入できます
  • メンテナンスノート:新車付属のノートに記録簿ページが綴じ込まれているのが一般的
  • カー用品店・書店:自家用乗用車用の定期点検整備記録簿が市販されている
  • 自動車整備振興会:記録簿用紙を扱っている
  • インターネット:関係団体などが公開する様式をダウンロードして印刷
  • 整備工場・ディーラー:点検を依頼すると、記入済みの記録簿(控え)を受け取れる
  • 記入した状態のPDFがほしい場合:このサイトの記録簿の作成画面で別表第六の項目に記号を入れると、記入済みの記録簿をA4のPDFとして出力できます

POINT 07

ダウンロードした様式が最新か確かめる3点(別表第六の見分け方)

「記録簿 ダウンロード」で見つかる様式には、区分が違うものや、改正前の古い構成のものが混ざっていることがあります。印刷して使う前に、次の3点を確認してください。

  • 様式に「別表第六」または「自家用乗用自動車用」と明記されているか(別表第五・別表第七は対象が別)
  • 点検時期の欄が「1年ごと」「2年ごと」の構成になっているか(6か月ごとの欄が主体なら別区分の様式)
  • 配布元のページに、現行の点検基準に対応した様式である旨の記載があるか

POINT 08

記入に使う主な記号(凡例)

記録簿は文章ではなく記号で点検結果を記入します。凡例は様式に印刷されているので、必ず使用する様式の凡例に従ってください。一般的によく使われる記号は次のとおりです。

記録簿でよく使われる記入記号の例(様式の凡例を優先)
記号意味
レ点検して異常なし
×交換した
△修理した
A調整した
C清掃した
T締め付けた
L給油した
/(斜線)該当装置なし・省略

POINT 09

様式の主な点検項目グループ

四輪の記録簿は、装置ごとに点検項目がグループ分けされています。自分の車のどの部位に対応するかをつかんでおくと、記入がスムーズになります。

自家用乗用車の点検項目グループと主な確認内容
項目グループ主な確認内容
かじ取り装置ハンドルの操作具合・ロッドやアームのがた・パワステの油漏れ
制動装置ブレーキの効き・パッドやライニングの残量・フルードの量と漏れ・駐車ブレーキ
走行装置タイヤの溝と空気圧・ホイールナットのゆるみ・ハブのがた
緩衝装置ショックアブソーバーの油漏れ・スプリングや取付部の損傷
動力伝達装置クラッチの遊び・変速機やデフの油漏れ・ドライブシャフトブーツ
電気装置バッテリー・点火プラグ・配線・灯火類の作動
原動機(エンジン)オイルと冷却水の量や漏れ・ファンベルト・排気の状態
ばい煙等の発散防止装置排気ガスの状態・ブローバイガス還元装置の配管
車枠・車体、その他フレームの損傷・マフラーの取付と排気漏れ・シートベルト・ワイパー

POINT 10

点検整備記録簿の記入例|場面ごとに、どの記号を書くか

記号の意味が分かっても、実際の欄に何を書くかで手が止まりがちです。よくある場面ごとに、書く記号と、あわせて書いておくことを並べました。記号は上の凡例の例に合わせています。使う様式の凡例が違うときは、様式のほうに従ってください。

書き方の決まりは3つだけです。点検して問題が無ければ「レ」。作業をしたら、その作業の記号(交換は「×」、調整は「A」、清掃は「C」、締め付けは「T」)。その車に付いていない装置の欄は斜線です。空欄のまま残すと、点検したのか見落としたのかが後で分からなくなります。

交換や修理をした欄は、記号だけで終わらせず、交換した部品の名前と数を、様式の「交換部品」などの欄に書きます。記録簿には、点検の結果のほかに、整備の概要も書く決まりがあるためです(道路運送車両法第49条第1項)。

場面ごとの記入例(記号は凡例の例。様式の凡例を優先)
場面書く記号あわせて書くこと
ブレーキ液の量を見て、規定の範囲に入っていたレなし
ブレーキパッドが減っていたので交換した×交換部品の欄に「ブレーキパッド 前 1組」など
駐車ブレーキの引きしろを調整したAなし(気になる点はメモ欄に)
バッテリーの端子が汚れていたので清掃したCなし
ホイールナットのゆるみを確かめて締め直したTなし
電気自動車で、点火プラグの欄がある/(斜線)該当する装置が無いことを示す
自分では判断できず、整備工場に見てもらった工場の結果どおり実施者の欄は、点検した人の名前を書く

POINT 11

GarageLogで点検整備記録簿のPDFを作る

GarageLogのWeb版には、自家用乗用自動車等の定期点検基準(別表第六)の項目をそのまま並べた記録簿の作成機能があります。12ヶ月点検なら1年ごとの項目、24ヶ月点検なら2年ごとの項目を加えた全項目が表示され、項目ごとに記号(レ・×・△・A・T・C・L・/)を選び、測定値や交換部品を備考に書けます。

点検の年月日・走行距離・整備の概要・整備完了の年月日・実施者の氏名と住所まで入力すると、A4のPDFとして保存・印刷できます。別表の注記(走行距離が年5,000km以下の車で省略できる項目など)も記録簿に印字されます。ログインしていなくても下のボタンから書き始められ、保存やPDF出力のときにログインします(ログイン済みなら左メニューの「点検整備記録簿」からも作成できます)。

このページで配布している空欄の記録簿PDFとチェックシート(Excel)は登録なしで使えます。記入した記録簿を保存・PDF出力する場合はアカウントが必要で、登録は無料です(クレジットカードの登録は不要で、Web版・iPhoneアプリ版とも全機能を無料で使えます)。作成した記録簿はアカウントに保存されるため、次の車検のときに前回どの項目をどう判断したかを見返しながら点検を進められます。

  • 項目名は法令の別表第六の原文どおりで、GarageLog独自の言い換えはしていません
  • 記録簿の様式そのものは法令で定められていないため、必要な記載事項がそろっていれば自分で作った様式で構いません(2025年7月からは電子保存も可)
  • 個々の点検方法や判断基準は、取扱説明書や整備事業者に確認してください
ログインせずに使える記録簿の作成画面。車両名、点検区分(12ヶ月点検)、点検の年月日の入力欄があり、下に「ログインして保存」「ログインしてPDFを出力」のボタンが並んでいる
SCREEN記録簿の作成画面の実際の表示(スマートフォン幅)。車両名と点検区分を選んで書き始めます。
記録簿の点検項目の入力画面。かじ取り装置、制動装置の順に別表第六の項目が並び、項目ごとに記号を選ぶ欄と、測定値や交換部品を書く備考欄がある
SCREEN点検項目は別表第六の順に並びます。項目ごとに記号を選び、測定値や交換部品を備考に書けます。

POINT 12

24ヶ月点検整備記録簿は自分で書ける|ユーザー車検での進め方

定期点検は使用者自身が行うことも認められており、自分で実施した点検をそのまま記録簿に記入できます。実施者の欄には自分の氏名を記入します。ユーザー車検に向けて24ヶ月点検を自分でやる場合も、整備工場の押印は必要ありません。

自分でやるときは「別表第六に対応した様式を用意する → 様式の点検項目を上から順に確認する → 判断できない項目だけ整備工場に依頼する → 記号・点検日・走行距離・実施者を記入して保管する」という流れになります。様式の点検項目そのものが点検の手順書になっているため、点検を始める前に様式を手元へ用意しておくのが近道です。このページの空欄の記録簿PDFを印刷すれば、そのまま手順書と記録簿を兼ねられます。先に結果を控えてから清書したい場合は、装置区分ごとに点検箇所を並べた点検チェックシート(Excel・記入例つき)を使ってください。パッド残量やタイヤ溝などの測定値も同じ表に残せます。

ただし、ブレーキの分解を伴う作業など「特定整備(分解整備)」に該当する範囲は、認証を受けた工場で行う必要があります。自分で対応できない項目だけ整備工場に依頼し、実施内容を分けて記録する形でも問題ありません。

POINT 13

ユーザー車検に記録簿は必要か|当日の持ち物と提示のタイミング

ユーザー車検は、整備工場に任せず使用者本人が車を運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)へ持ち込んで継続検査を受ける方法です。国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトは、継続検査の必要書類として点検整備記録簿を挙げています。

本来の流れは、先に24ヶ月点検を済ませてから検査を受ける「前整備」です。このとき、点検の結果を記入した記録簿を申請の受付で車検証などと一緒に出します。記録簿を出さない場合は、検査に通ってから点検整備を行う「後整備」の扱いになります。検査そのものは記録簿がなくても受けられますが、定期点検の実施と記録簿の備付け・保存は使用者の義務として残ります(道路運送車両法 第48条・第49条)。

記録簿は使用者本人が点検して記入したもので構いません。整備工場の押印や認証番号の記入は要らず、実施者の欄には点検した本人の氏名を書きます。当日その場で記入しようとしても点検そのものができないため、24ヶ月点検と記録簿の記入は前日までに済ませておきます。

様式は、自家用乗用車なら別表第六です。軽自動車(軽乗用・軽バン・軽トラ)も自家用なら同じ別表第六で、点検の時期も1年ごと・2年ごとです。このページの空欄の記録簿PDFを印刷すれば、点検の手順書と当日出す記録簿を兼ねられます。手書きではなく入力して作りたいときは、記録簿をこの場で作る画面で別表第六の60項目に記号を入れていくと、記入済みの記録簿をA4のPDFとして印刷できます(入力はログイン不要で、保存とPDF出力のときにログインします)。

持ち物を店に出す場合と自分で持ち込む場合に分けて確かめるなら車検に必要な書類を見てください。車検証が見つからないときは車検証の再発行(再交付)、引っ越して車検証の住所が古いままなら車検証の住所変更(登録車は車庫証明も要ります)が先です。電子車検証の満了日は車検証閲覧アプリの使い方で読み取れます。車検が切れてしまった車を検査場まで運ぶときは、仮ナンバー(臨時運行許可)の取り方を見てください。

四輪のユーザー車検(継続検査)で用意するもの
持ち物どこで手に入るか
自動車検査証(車検証)。電子車検証の人は「自動車検査証記録事項」の紙も車に備え付けてあるもの
自賠責保険(共済)証明書(次の期間をカバーするもの)契約している保険会社・共済
点検整備記録簿(別表第六・記入済み)このページの空欄PDF、市販の様式、自動車整備振興会の用紙など
申請書(OCR申請書 専用3号様式)当日、運輸支局などの窓口
自動車検査票当日、運輸支局などの窓口
手数料納付書当日、運輸支局などの窓口
自動車重量税納付書当日、運輸支局などの窓口
自動車税(種別割)納税証明書原則として提示は不要。納付の直後、名義変更・住所変更の直後、過去に未納があったときは必要

POINT 14

12ヶ月点検(1年点検)の記録簿の書き方|24ヶ月点検の年との使い分け

自家用乗用車の記録簿は、12ヶ月点検と24ヶ月点検を1枚の様式にまとめて記入する構成になっているのが一般的です。「12ヶ月点検整備記録簿」という法令上の別の様式があるわけではなく、どちらも同じ別表第六の点検基準に対応した様式を使い、実施した点検区分の欄に記入します。手元の様式が1枚にまとまっているものなら、そのまま使えます。

書き方の手順は24ヶ月点検と同じで、違うのは点検する項目の範囲です。12ヶ月点検は29項目、24ヶ月点検はそれに31項目を加えた60項目です。12ヶ月点検の年は、24ヶ月点検にしかない項目は記入の対象外になるため、様式の指示に従って処理します。

車検のない年に受けるのが12ヶ月点検です。記録簿には点検区分(12ヶ月点検)・点検日・そのときの走行距離を書き分けておきます。ここが曖昧だと、次の車検のときに前回どこまで点検したのかが分からなくなります。なお、このページで配布している12ヶ月点検用の空欄PDF(A4・2ページ)は、同じ別表第六のうち1年ごとの29項目だけを抜き出した版です。法令で決まった別の様式ではなく、24ヶ月点検にしかない項目に斜線を引く手間を省くために用意したものなので、1枚にまとまった様式を使っても構いません。

POINT 15

「指定整備記録簿」は別の書類|民間車検場で車検を受けたとき

記録簿を探していると「指定整備記録簿」という言葉が出てきますが、これはここまで説明してきた別表第六の記録簿とは別の書類です。使う人も、様式の根拠も違います。

指定整備記録簿は、指定自動車整備事業者(いわゆる民間車検場)が使う記録簿です。様式は自動車点検基準の別表ではなく、指定自動車整備事業規則 第10条の2で定められていて、「普通自動車、三輪以上の小型自動車、検査対象軽自動車及び大型特殊自動車にあつては第三号様式、二輪の小型自動車にあつては第四号様式とする。」とされています。別表第六とは項目の構成そのものが違います。

民間車検場で車検を受けると、その工場の自動車検査員が検査し、保安基準に適合する旨を証明したときに保安基準適合証が交付されます(道路運送車両法 第94条の5第1項)。この証明のもとになる記録が指定整備記録簿です。つまり指定整備記録簿は工場側が作って保存する書類で、使用者が車に備え置いて2年間保存する点検整備記録簿(別表第六)とは役割が分かれています。

自分で24ヶ月点検をして記録簿を書く場合や、認証工場(指定ではない整備工場)に点検を頼む場合は、指定整備記録簿は出てきません。用意するのは別表第六に対応した様式です。民間車検場に車検ごと任せた場合は、工場から渡される書類の中に点検整備記録簿の控えが入っているかを確かめてください。

点検整備記録簿(別表第六)と指定整備記録簿の違い
項目点検整備記録簿(別表第六)指定整備記録簿
使う人自家用乗用車の使用者(自分で点検する場合も含む)指定自動車整備事業者(民間車検場)
様式の根拠自動車点検基準 別表第六の点検基準に対応した様式指定自動車整備事業規則 第10条の2(第三号様式・二輪の小型自動車は第四号様式)
何のために作るか定期点検の結果を残し、車に備え置く保安基準適合証を交付するための検査と点検の記録
自分で用意するかする(このページのPDF・市販様式・メンテナンスノート)しない(工場が作る)

POINT 16

記録簿を電子化して残すメリット

紙の記録簿は紛失・水濡れ・印字の劣化と隣り合わせです。記入した記録簿をスマホで撮影し、車両管理アプリに保存しておくと、車検前に「どこにしまったか」を探す必要がなくなります。記録をまとめるアプリの選び方は車管理アプリのおすすめ比較と選び方で整理しています。

さらに、記録簿の写真をオイル交換やタイヤ交換など日々の整備記録と同じ場所で管理すれば、法定点検と日常整備がひとつの時系列にまとまります。売却時には走行距離つきの履歴として提示でき、査定の材料にもなります。日常の整備記録に何を残すかは車の整備記録は7項目でOKにまとめています。

車を手放すときや名義が変わるときの書類は、譲渡証明書の書き方・廃車に必要な書類・所有権解除の必要書類・車の相続の名義変更にまとめています。

COMMON MISTAKES

よくある失敗と直し方

NG点検せずに、車検当日に記入だけ済ませる

こう直す:記録簿は点検を実施した結果を残す書類です。事前に点検を済ませてから記入します。自分で判断できない項目は整備工場に点検を依頼します。

NG二輪用や貨物用の記録簿様式を流用する

こう直す:自家用乗用車は別表第六、二輪は別表第七、自家用の普通・小型の貨物車は別表第五で点検項目も点検の時期も異なります。車検証の用途・車種区分に合った様式を使います。

NG車検が終わったら記録簿を捨てる

こう直す:保存期間は2年です。次回車検時の比較材料になり、売却時には整備状況を示す履歴にもなるため、記入済みの記録簿は保管し、撮影してデータでも残します。

DOWNLOAD

24ヶ月点検整備記録簿(空欄・印刷用PDF)をダウンロード

  • 自家用乗用自動車等の定期点検基準(自動車点検基準 別表第六)の点検項目60項目を、別表の順に並べた表。項目名は法令の原文どおり
  • 項目ごとの「1年」「2年」の区分と、結果の記号を書く欄、測定値や交換部品を書く備考欄
  • 車名・登録番号・型式・車台番号・初度登録・点検の年月日・点検時の走行距離の欄
  • 整備の概要・交換した部品・整備完了の年月日・次回点検予定・実施者の氏名と住所の欄
  • 記号の凡例(レ・×・△・A・T・C・L・/)と、別表の注記(年5,000km以下で省略できる項目など)
テンプレートをダウンロードPDF形式 / A4・3ページ / 約650KB / 登録不要

EXAMPLE

24ヶ月点検の記録メモ例(記録簿とあわせて残す内容)

点検日2026年8月27日
車両自家用乗用車(型式 DBA-AB12C)
走行距離62,480km
点検結果ブレーキパッド残量 前5.0mm・後4.5mm、タイヤ溝 前4.5mm・後5.2mm
交換部品エンジンオイル・オイルフィルター
実施者使用者本人(ブレーキフルード交換は整備工場へ依頼)
保管記入済み記録簿をメンテナンスノートへ・撮影してアプリにも保存

GARAGELOG

点検記録も、車検の履歴も、一か所に。

GarageLogなら記入済みの記録簿を撮影して整備履歴に紐づけ、次回車検日と一緒に管理できます。無料で始められます。

車検・点検の記録をはじめる整備履歴のサンプルを見る

FAQ

よくある質問

点検整備記録簿がなくても車検は受けられますか?+

受けられます。ただし記録簿の提示がない場合は、検査の後に点検整備を行う前提(後整備)の扱いになります。ユーザー車検なら、事前に24ヶ月点検を実施して記録簿を用意しておくのが基本の流れです。

24ヶ月点検と車検は同じものですか?+

別のものです。車検はその時点で保安基準に適合しているかの検査で、24ヶ月点検は安全に使い続けるための点検整備です。時期が重なるため一緒に扱われがちですが、記録簿に残すのは点検のほうです。

24ヶ月点検整備記録簿は自分で書いてもいいですか?+

使用者自身が点検を行い、記録簿に記入することが認められています。実施者欄に自分の氏名を書けば、ユーザー車検にもそのまま使えます。整備工場の押印は必要ありません。ただしブレーキの分解のように「特定整備」に該当する作業は認証工場で行う必要があるため、その項目だけ整備工場に依頼して分けて記録します。手書きが面倒なら、このサイトの記録簿の作成画面でブラウザから60項目を入力して、記入済みのPDFを印刷することもできます(入力はログイン不要、保存だけ登録が要ります)。

ユーザー車検で24ヶ月点検整備記録簿を出すのは、どのタイミングですか?+

検査ラインに並ぶ前の申請の受付で、車検証や自賠責保険(共済)証明書などと一緒に出します。国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトは、継続検査の必要書類として点検整備記録簿を挙げています。当日その場で記入しようとしても点検そのものができないため、24ヶ月点検と記録簿の記入は前日までに済ませておきます。様式は自家用乗用車(自家用の軽自動車を含む)なら別表第六に対応したものを使い、実施者の欄には点検した本人の氏名を書きます。空欄のPDFは24ヶ月点検用をこのページから印刷できます。

ユーザー車検の当日、記録簿のほかに何を持っていけばよいですか?+

手元から持っていくのは、自動車検査証(車検証。電子車検証の人は「自動車検査証記録事項」の紙も)、自賠責保険(共済)証明書(次の期間をカバーするもの)、記入済みの点検整備記録簿の3つです。申請書(OCR申請書 専用3号様式)・自動車検査票・手数料納付書・自動車重量税納付書は、当日に運輸支局などの窓口で受け取れます。自動車税(種別割)納税証明書は、運輸支局や軽自動車検査協会が納付を電子的に確認できるため原則として提示が不要ですが、納付の直後、名義変更・住所変更の直後、過去に未納があったときは必要です。継続検査は有効期間の満了日の2か月前から受けられます。

点検整備記録簿の記入例を教えてください。交換や調整をした欄には何を書きますか?+

点検整備記録簿は、点検して異常が無い欄に「レ」、交換した欄に「×」、調整した欄に「A」、清掃した欄に「C」、締め付けた欄に「T」を書くのが一般的な例です。その車に付いていない装置の欄は斜線を引きます。交換や修理をした欄は、記号に加えて、交換した部品の名前と数を様式の交換部品の欄に書きます。記号は様式によって違うことがあるので、使う様式に印刷された凡例に従ってください。最後に、点検の年月日・総走行距離・点検した人の氏名を書きます。

24ヶ月点検整備記録簿はどこでダウンロードできますか?+

24ヶ月点検整備記録簿は、このページから空欄のPDFをダウンロードできます。自家用乗用車(別表第六)の点検項目60項目を別表の順に並べたA4・3ページの24ヶ月点検用と、29項目の12ヶ月点検用があり、登録は要りません。ほかに、自動車整備振興会などの関係団体が公開している様式や、メンテナンスノートに綴じ込まれた記録簿ページも使えます。記録簿の様式は法令で決まっていないため、点検の年月日・点検の結果・整備の概要・総走行距離・実施者の氏名などの記載事項がそろっていれば、どの様式でも構いません。

24ヶ月点検整備記録簿のエクセル(Excel)はありますか?+

記録簿そのものは、Excelではなく印刷用のPDFで配布しています(24ヶ月点検用・12ヶ月点検用)。このページのExcelは、点検の結果と測定値を先に控えるための点検チェックシートで、記録簿そのものではありません。パソコンやスマートフォンで入力して記録簿を作りたいときは、記録簿をこの場で作る画面で、自家用乗用車(別表第六)の12ヶ月点検・24ヶ月点検の項目に沿って記入し、PDFで出力できます。記入はログインしなくても始められ、保存とPDF出力のときにログインします。

24ヶ月点検整備記録簿のPDFはどこで手に入りますか?+

24ヶ月点検整備記録簿のPDFは、このページで配布しています。24ヶ月点検用の空欄PDFは、別表第六の60項目を並べたA4・3ページで、印刷して手書きで記入できます。登録は要りません。12ヶ月点検の年は12ヶ月点検用(29項目・2ページ)を使います。手書きではなく入力して作りたいときは、記録簿をこの場で作る画面で同じ項目に記号を入れていくと、記入済みの記録簿をA4のPDFとして出力できます。こちらは記入をログインなしで始められ、保存とPDF出力のときにログインします。自動車整備振興会などの関係団体が公開している様式を使う場合は、配布元が現行の点検基準に対応した様式だと明記しているかを確かめてください。

ダウンロードした自家用乗用車用の様式が最新かどうか、どこを見れば分かりますか?+

3点を確認します。①様式に「別表第六」または「自家用乗用自動車用」と明記されているか、②点検時期の欄が「1年ごと」「2年ごと」の構成になっているか(6か月ごとの欄が主体なら別区分の様式)、③配布元が現行の点検基準に対応した様式だと明記しているか。区分が違う様式は点検項目そのものが違うため、そのままでは使えません。

「別表第六」と「別表第五」の記録簿は何が違いますか?+

別表第六は自家用乗用自動車(一般的な四輪の自家用車)の定期点検基準で、点検の間隔は1年ごと・2年ごとです。別表第五はレンタカーや自家用の普通・小型の貨物自動車など(二輪自動車を除く)の区分で6か月ごと・12か月ごとになります(区分の見分け方は4ナンバー・貨物車の点検整備記録簿)。自家用の軽バン・軽トラと、自家用の8ナンバー(車両総重量8トン未満・乗車定員10人以下)は、別表第五ではなく別表第六です。

12ヶ月点検の記録簿も同じ様式ですか?+

自家用乗用車の記録簿は、1年ごとと2年ごとの点検を同じ様式に記入する構成になっているのが一般的です。12ヶ月点検を実施した年はその欄に、車検の年は24ヶ月点検の欄に記入します。点検区分がどちらかを分かるように書いておくと、次に見返したときに迷いません。

軽自動車の点検整備記録簿は普通車と同じ様式ですか?+

自家用の軽自動車は、用途が「乗用」でも「貨物」(4ナンバーの軽バン・軽トラ)でも、普通車と同じ別表第六の様式を使い、点検の時期も1年ごと・2年ごとです。別表第五の対象は貨物用の自家用の普通自動車・小型自動車で、軽自動車は含まれません(自動車点検基準第3条第3項)。事業用の黒ナンバーの軽は3か月ごとの別表第三になります。普通・小型の4ナンバーについては4ナンバー・貨物車の点検整備記録簿で解説しています。

8ナンバーの車はどの記録簿の様式を使いますか?+

自家用の8ナンバー(特種用途自動車)は、車両総重量8トン未満で乗車定員10人以下なら、乗用車と同じ別表第六の様式を使います。点検は1年ごと・2年ごとで、記録簿の保存期間は2年です。車両総重量8トン以上、または乗車定員11人以上の場合は別表第三(3か月ごと・12か月ごと)になります。自動車点検基準に「8ナンバー」という区分はなく、別表は車両総重量・乗車定員・自家用か事業用かで決まります。緑ナンバー(事業用)の場合を含む一覧は点検整備記録簿の別表の早見表にあります。

電気自動車の記録簿では、エンジンまわりの項目はどう書きますか?+

電気自動車には原動機(エンジン)やばい煙等の発散防止装置にあたる装置がないため、その項目は該当なしとして扱います。空欄のままにせず、様式の凡例に従って斜線(/)を引くなど「該当装置なし」と分かる形で処理してください。空欄だと点検し忘れなのか装置がないのか区別できません。使う様式自体は自家用乗用車と同じ別表第六です。なお高電圧部の分解を伴う作業は資格や認証が必要なため、判断できない項目は整備工場へ依頼して実施者を分けて記録します。

「指定整備記録簿」は別表第六の記録簿と同じものですか?+

別の書類です。指定整備記録簿は指定自動車整備事業者(民間車検場)が使う記録簿で、様式は自動車点検基準の別表ではなく、指定自動車整備事業規則 第10条の2で「普通自動車、三輪以上の小型自動車、検査対象軽自動車及び大型特殊自動車にあつては第三号様式、二輪の小型自動車にあつては第四号様式」と定められています。民間車検場が保安基準適合証を交付するための検査と点検の記録で、工場側が作って保存します。使用者が自分で用意して車に備え置くのは、別表第六に対応した点検整備記録簿のほうです。「指定整備記録簿 別表6」と検索されることがありますが、指定整備記録簿に別表の番号は付きません。

民間車検場で車検を受けた場合、点検整備記録簿はもらえますか?+

指定自動車整備事業者(民間車検場)に車検ごと任せた場合、工場は自分たちの指定整備記録簿を作って保存します。これとは別に、使用者が車に備え置く点検整備記録簿の控えを渡してくれるかは工場によります。渡された書類の中に点検整備記録簿が入っているかを確かめ、入っていなければ工場に頼んでください。記録簿の備付けと保存は使用者の義務です(道路運送車両法 第49条)。

記入済みの記録簿はいつまで保管すればよいですか?+

自家用乗用車(別表第六)の記録簿は、記載の日から2年間の保存が定められています(最新の規定は公式情報を確認してください)。ただし売却時に整備状況を示す材料になるため、車両を手放すまで保管しておくことをおすすめします。撮影してデータでも残しておくと紛失に備えられます。

12ヶ月点検や24ヶ月点検を受けないと罰則はありますか?+

定期点検整備は使用者の義務として定められていますが、自家用乗用車について直接の罰則は設けられていません。ただし点検を怠って不具合を見逃せば、故障や事故、結果的な修理費の増加につながります。記録が残っていないと売却時に整備状況を説明できない点もデメリットです。

SOURCES

参考情報

この記事の金額・制度に関する記載は、以下の公的機関の情報を参考にしています。最新の正確な内容は各機関の案内を確認してください。