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維持費管理 GUIDE

車の家計簿のつけ方|費目の分け方と、車検・税金を月に取り分ける方法(Excelの記録表つき)

家計簿の「車両費」は、ガソリンだけの月と、車検や税金が重なる月とで、金額が大きく変わります。ひとまとめにしていると、車に年でどれだけ使っているかが分かりません。費目を分けて書き、大きな支払いは月に取り分けておくと、車検の月にあわてずに済みます。

車の家計簿(記録表)をダウンロード

Excel形式(.xlsx) / 9KB / 登録不要

結論

車の家計簿は、費用を8つの費目に分けて、月ごとに書きます。毎月出るものは「ガソリン・充電」「駐車場」「高速・洗車・その他」、ときどき出るものは「整備・修理」「タイヤ・オイルなどの消耗品」、年に1回や2年に1回のものは「任意保険」「税金」「車検」です。車検のときは、整備の費用のほかに自動車重量税と自賠責保険をまとめて払うので、家計簿では「車検」にまとめて書いて構いません。まとまった支払いは、見込みの金額を次の支払いまでの月数で割り、毎月その分を取り分けます。自動車税(種別割)は4月1日時点の所有者にかかり、納期は5月中で都道府県が決めます。

NEXT ACTION

この記事の内容を、そのまま愛車の記録へ。

読んだ項目を忘れないうちに、GarageLogで車両ごとの履歴として残せます。

車の家計簿の費目を3つのまとまりで示した図。毎月出るもの(ガソリン・充電、駐車場、高速・洗車など)、ときどき出るもの(整備・修理、タイヤやオイルなどの消耗品)、年に1回・2年に1回のもの(任意保険、税金、車検。月に取り分けて備える)
IMAGE車の費用は、出る時期で3つのまとまりに分けると書きやすくなります。※ AIで作成したイメージ画像です。

FOR YOU

この記事がおすすめの人

  • 家計簿に車の費用をどう書けばよいか迷っている人
  • 車検や税金の月に、まとまった支払いであわてたくない人
  • 車に年でどれだけ使っているかを、自分の数字で出したい人

KEY POINTS

この記事の要点

  1. 1費目は8つ。毎月出るもの・ときどき出るもの・年に1回や2年に1回のものに分ける
  2. 2車検・税金・任意保険は、見込みの金額を月数で割って毎月取り分ける
  3. 3家計簿は家全体のお金、車の記録は車1台ごとの履歴。両方あると後で探せる

CHECKLIST

車の家計簿に書く8つの費目

  1. 01ガソリン・充電
  2. 02駐車場
  3. 03高速・洗車・その他
  4. 04整備・修理
  5. 05タイヤ・オイルなどの消耗品
  6. 06任意保険
  7. 07税金(自動車税・軽自動車税)
  8. 08車検(自動車重量税・自賠責保険を含む)

STEP BY STEP

車の家計簿をはじめる手順

  1. STEP 01

    去年の明細を集める

    車検の明細、納税通知書、任意保険の証券、タイヤやオイルのレシートを探します。見つかった分だけで構いません。

  2. STEP 02

    費目を8つに決める

    家計簿の「車両費」の下に、8つの費目を作ります。細かく分けすぎると続かないので、迷ったら「その他」に入れます。

  3. STEP 03

    まとまった支払いを書き出す

    車検・税金・任意保険について、次に払う年月と、前回の金額を書きます。

  4. STEP 04

    月に取り分ける金額を出す

    前回の金額を、支払いの間隔の月数(車検は24、税金と年払いの保険は12)で割ります。

  5. STEP 05

    毎月1回、金額を書く

    月の終わりに、費目ごとの合計を書きます。払った月に書くのが基本です。

  6. STEP 06

    年の終わりに合計を見る

    費目ごとの年の合計と、12で割った月の平均を見ます。来年の取り分けの金額を直します。

POINT 01

「車両費」をひとつにまとめない

家計簿の本やアプリには、「車両費」「自動車関連費」という費目がよくあります。ここにガソリンも車検も税金も入れてしまうと、月の金額が大きく上下して、何が増えたのかが分かりません。

車の費用は、出る時期で3つのまとまりに分けられます。毎月出るもの、ときどき出るもの、年に1回や2年に1回のものです。この3つを分けておくと、「今月はガソリンが多かった」「来年は車検がある」と、理由と予定が読めるようになります。

分け方は下の8つで足ります。これ以上細かくすると、書くたびに迷って続きません。

車の費用の分け方をまとめた表。ガソリン・充電(給油、自宅や外での充電)は毎月。駐車場(月ぎめ、出先)は毎月。高速・洗車・その他(高速道路、洗車、カー用品)は毎月からときどき。整備・修理(点検、修理、工賃)はときどき。タイヤ・オイルなどの消耗品(オイル、タイヤ、バッテリー、ワイパー)は半年から数年に1回。任意保険は年に1回または毎月。税金(自動車税・軽自動車税の種別割)は年に1回。車検(車検の費用、重量税、自賠責保険)は2年に1回で新車の初回は3年
FIGUREGarageLog が作った説明用の図です。配布している記録表(Excel)の費目と同じ並びです。

POINT 02

年に1回・2年に1回の支払いは、時期が決まっている

まとまった支払いは、いつ来るかが決まっています。先に時期を書き出しておくと、取り分けの計算ができます。

車検は、自家用の乗用車なら2年に1回です。新車で買ったときの初回だけ3年です(道路運送車両法第61条)。車検のときは、整備の費用のほかに、自動車重量税と自賠責保険の保険料をまとめて払います。自動車重量税は、車検証の交付を受ける時までに納める決まりです(自動車重量税法第8条)。自賠責保険は、契約していない車を走らせてはいけない決まりです(自動車損害賠償保障法第5条)。

自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)は、どちらも4月1日時点の所有者にかかります。納期は、自動車税が5月中で都道府県の条例、軽自動車税が4月中で市区町村の条例で決める、というのが総務省の説明です。実際の期限は、届いた納税通知書で確かめてください。

任意保険は、契約した日から1年ごとの更新が一般的です。年払いならその月にまとまって出ます。月払いなら「毎月出るもの」として書けば足ります。

まとまった支払いの時期
支払い時期決まりの出どころ
車検(整備・重量税・自賠責)2年に1回(新車の初回は3年)道路運送車両法第61条ほか
自動車税(種別割)年に1回。4月1日時点の所有者総務省 地方税制度
軽自動車税(種別割)年に1回。4月1日時点の所有者総務省 地方税制度
任意保険(年払いの場合)契約の更新月契約の内容による

POINT 03

月に取り分ける金額の出し方

計算は割り算ひとつです。見込みの金額を、支払いの間隔の月数で割ります。車検は24、税金と年払いの保険は12です。

見込みの金額は、前回の明細の数字を使います。初めての車検で前回の数字が無いときは、見積りを取ってその数字を入れます。世間の目安より、自分の車の数字のほうが外れません。

次の車検まで24か月を切っているときは、残りの月数で割ります。たとえば次の車検まで10か月なら、見込みの金額を10で割った分を毎月取り分けます。

取り分けたお金は、ふだん使う口座と分けておくと、ほかの支払いに回ってしまうのを防げます。家計簿には、取り分けた月ではなく、実際に払った月に書くのが基本です。

配布している記録表の「まとまった支払いの積立」シートの見本。列は支払い・次に払う年月・見込みの金額・何か月に1回か・月に取り分ける金額。車検は2027年9月・96,000・24か月で月4,000、税金は2027年5月・30,500・12か月で月2,600、任意保険は2027年2月・54,000・12か月で月4,500。月に取り分ける合計は11,100。数字は書き方の見本で、目安や相場ではない
FIGURE配布している記録表の見本です(GarageLog が作った図)。青い文字は記入例で、書き方の見本です。目安や相場ではありません。

POINT 04

家計簿アプリと、車の記録アプリの使い分け

家計簿アプリは、家全体のお金の出入りを見る道具です。車の費用も、食費や光熱費と並べて見られます。そのかわり、「前回のオイル交換はいつで、何km走ったときか」は残りません。金額と日付だけが残ります。

車の記録アプリは、車1台ごとの履歴を残す道具です。給油なら給油量と走行距離、整備なら内容と走行距離が、金額と一緒に残ります。燃費や、次の交換時期の目安は、ここから出ます。

どちらかひとつに寄せる必要はありません。お金の合計は家計簿で、車の中身は車の記録で、と分けると、書く手間はほとんど増えません。給油のレシートを1枚もらったら、家計簿には金額を、車の記録には給油量と走行距離も一緒に入れる、という形です。

家計簿と車の記録で、残るもの
知りたいこと家計簿車の記録
今月、家全体でいくら使ったか分かる分からない
車に年でいくら使ったか費目を分けていれば分かる入れた記録の分は分かる
燃費がどう変わったか分からない給油量と走行距離から分かる
前回のオイル交換の日と走行距離探しにくいすぐ分かる
税金・保険・駐車場の支払い分かるアプリによる

POINT 05

GarageLog で残せる費用と、できないこと

GarageLog は車の記録アプリです。金額を入れられるのは、給油・充電の記録、整備の記録、カスタマイズの記録の3つです。整備の記録には10のカテゴリがあり、オイル・タイヤ・ブレーキ・バッテリー・冷却水・車検と点検のほかに、「保険料」「税金」「駐車場」「その他」を選べます。税金や保険の支払いも、車ごとの記録として残せます。

「保険料」と「税金」の記録を保存すると、12か月後の予定が自動で作られます。来年の納税や保険の更新の時期を、メンテナンスの予定として確かめられます。「駐車場」と「その他」は、予定は作られず、記録だけが残ります。

分析の画面では、給油・整備・カスタマイズを月別に積み上げたグラフと、年の合計、1kmあたりの金額が出ます。整備の記録は、カテゴリ別の合計も年ごとに出るので、税金や保険料にいくら払ったかも分かります。

できないことも書いておきます。月に取り分ける金額を計算する機能はありません。月ごと・費目ごとの表の形にもなりません。食費や光熱費など、家全体のお金も扱いません。取り分けの計算には、このページで配布している記録表(Excel)を使ってください。

POINT 06

配布している記録表(Excel)

車の家計簿として使える記録表を配布しています。1枚めの「車の家計簿」シートは、縦に8つの費目、横に1月から12月が並んでいます。月ごとの金額を書くと、費目ごとの年の合計と月の平均、月ごとの合計が自動で出ます。

2枚めの「まとまった支払いの積立」シートは、車検・税金・任意保険について、見込みの金額と、何か月に1回かを書くと、月に取り分ける金額が出ます。100に満たない端数は切り上げます。

家計簿アプリを使っている人は、月に1回、車の分だけをこの表に写すと、車だけの年の合計が出ます。車を2台以上持っている人は、シートを複製して、車ごとに1枚ずつ使ってください。

COMMON MISTAKES

よくある失敗と直し方

NG車の費用を「車両費」ひとつにまとめる

こう直す:ガソリンと車検が同じ費目に入ると、月ごとの増減の理由が読めません。少なくとも、毎月出るものと、年単位のものは分けます。

NG車検の月だけ家計が赤字になる

こう直す:車検は2年に1回(新車の初回は3年)と決まっているので、前回の金額を24で割って毎月取り分けておきます。

NG税金の通知が来てから用意する

こう直す:自動車税(種別割)は毎年4月1日時点の所有者にかかります。時期が決まっているので、12で割って取り分けます。

NG記入例や世間の目安の金額をそのまま使う

こう直す:排気量、保険の内容、走る距離で金額は変わります。自分の明細の数字を使います。

DOWNLOAD

車の家計簿(記録表)をダウンロード

  • 「車の家計簿」シート:8つの費目 × 1月〜12月。年の合計・月の平均・月ごとの合計を自動で計算
  • 「まとまった支払いの積立」シート:見込みの金額と支払いの間隔から、月に取り分ける金額を自動で計算
  • A4 横で1ページ幅に収まる設定
  • 「使い方」シート:書き方と、2台以上あるときの使い方
テンプレートをダウンロードExcel形式(.xlsx) / 9KB / 登録不要

管理方法を比較する

比べる点記録表(Excel)・家計簿車の記録アプリ(GarageLog)
入れられる費用8つの費目すべて給油・充電、整備(10のカテゴリ)、カスタマイズ
税金・保険・駐車場書ける整備の記録のカテゴリとして入れられる
金額のほかに残るもの自分でメモに書く給油量・走行距離・整備の内容
燃費自分で計算する給油の記録から自動で計算
月別の集計記録表が月ごと・費目ごとに合計給油・整備・カスタマイズの3つに分けたグラフ
月に取り分ける金額積立のシートが計算計算する機能はない
向いている人月ごとの表で見て、取り分けを決めたい人金額と一緒に、給油と整備の中身を残したい人

GARAGELOG

車にかかったお金を、車ごとに。

GarageLogは、給油と整備の記録を金額・走行距離と一緒に残せます。税金・保険料・駐車場も、整備の記録のカテゴリとして入れられます。

車を登録して記録をはじめる車両履歴のサンプルを見る

FAQ

よくある質問

家計簿で、車の費用はどの費目に入れればよいですか?+

「車両費」をひとつ作り、その下を8つに分けると書きやすくなります。ガソリン・充電、駐車場、高速・洗車・その他、整備・修理、タイヤ・オイルなどの消耗品、任意保険、税金、車検の8つです。毎月出るものと、年に1回や2年に1回のものを分けておくと、月ごとの増減の理由が読めます。

車検代は、家計簿のどこに書けばよいですか?+

「車検」という費目をひとつ作って、整備の費用・自動車重量税・自賠責保険をまとめて書いて構いません。車検のときにまとめて払うためです。内訳を残したい人は、明細を写真に撮るか、メモに書き添えます。車検は自家用の乗用車で2年に1回(新車の初回は3年)です。

車検代や税金は、毎月いくら取り分ければよいですか?+

前回の金額を、支払いの間隔の月数で割ります。車検は24、税金と年払いの任意保険は12です。次の支払いまでの月数が間隔より短いときは、残りの月数で割ります。金額は車と契約によって変わるので、自分の明細か見積りの数字を使ってください。

自動車税は、いつ払いますか?+

自動車税(種別割)は、4月1日時点の所有者にかかり、納期は5月中で都道府県の条例で決まります。軽自動車税(種別割)も4月1日時点の所有者にかかり、納期は4月中で市区町村の条例で決まる、というのが総務省の説明です。実際の期限は、届いた納税通知書で確かめてください。

車の家計簿は、アプリと Excel のどちらがよいですか?+

車のお金の全部(税金・保険・駐車場まで)を1枚で見たい人は、Excel の記録表か家計簿アプリが向いています。給油量や走行距離、整備の内容まで残して、燃費や次の整備の目安を見たい人は、車の記録アプリが向いています。両方を使い分けても、書く手間はほとんど増えません。

GarageLog で、車の維持費を全部まとめて管理できますか?+

車ごとの記録としては残せます。GarageLog に金額を入れられるのは、給油・充電、整備、カスタマイズの記録です。整備の記録のカテゴリに「保険料」「税金」「駐車場」「その他」があり、これらの支払いも入れられます。保険料と税金は、保存すると12か月後の予定が自動で作られます。月に取り分ける金額の計算と、月ごと・費目ごとの表はありません。その部分は、このページで配布している記録表(Excel)を使ってください。

車を2台持っています。家計簿は分けたほうがよいですか?+

車ごとに分けると、どちらの車にいくら使っているかが分かります。配布している記録表は、シートを複製して車ごとに1枚ずつ使えます。家計簿アプリで分けにくい場合は、月に1回、車ごとの合計だけを記録表に写す方法があります。

SOURCES

参考情報

この記事の金額・制度に関する記載は、以下の公的機関の情報を参考にしています。最新の正確な内容は各機関の案内を確認してください。